お知らせ

第15回佐渡学セミナーが開催されました

2026.9.1研究

令和8年7月25日(土)、佐渡島開発総合センター大集会室にて第15回佐渡学セミナー(佐渡市教育委員会主催、新潟大学人文学部共催)が開催されました。本セミナーは、平成22年3月17日に新潟大学人文学部と佐渡市教育委員会の間で締結された連携協定に基づく事業です。この連携協定によって、これまで民俗学・地理学・社会学などの教員や学生が、佐渡島内の調査・研究を進めてきたほか、講演会・報告会・研究会の開催、報告書の刊行などを通して、佐渡市民に成果を還元してきました。今回は、本学部所属教員2名による講演が行われました。

第15回佐渡学セミナー会場入り口の案内看板
会場(佐渡島開発総合センター)

前半は、山田祐紀准教授による講演「佐渡鬼太鼓の衣装と作り手 ―てしごと・ものづくりと地域芸能」が行われました。この講演では、佐渡の代表的な地域芸能である鬼太鼓について、その衣装にも注目しながら解説されました。特に鬼の衣装の作り手について、製造現場の画像も交えながら詳しく紹介されました。

佐渡鬼太鼓の衣装と作り手をテーマにした講演の様子
山田祐紀准教授講演

後半は、松井克浩教授による講演「災害と日常の回復 ―地震と原発事故の経験をもとに、佐渡について考える」が行われました。この講演では、新潟を中心とする災害と復興の現実が取り上げられました。特に松井教授が長年調査を重ねてきた原発事故避難者をめぐる現状と課題が詳しく報告されました。

災害と日常の回復をテーマにした講演の様子
松井克浩教授講演

当日は、リモート会場(羽茂農村環境改善センター、佐渡中央会館)も含めて、45名の来場者がありました。それぞれの講演のあとには、会場も交えて活発な質疑応答も行われました。

人文学部長が閉会の挨拶をしている様子
閉会の挨拶(山内民博人文学部長)

なお今秋には、佐渡の鬼太鼓をテーマとしたシンポジウム(新潟大学人文学部主催、佐渡市教育委員会共催)が佐渡市内で開催される予定です。詳細が決まり次第、このサイトでもご案内いたします。(文責:中本真人)