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●教育活動

  • 心理・人間学主専攻プログラム 心理学分野では、次のような教育目標のもとに幅広く授業を開講しています (開設授業科目参照)。

    1. 人間の心理学的理解に必要な基礎的知識のオールラウンドな習得
       知覚・認知、学習、動機づけ、人格などの基本的な心理機能に関する講義をはじめとして、対人関係を問題とする社会心理学、心理学の応用的側面に関する応用心理学など、心理学の基礎分野を中心にして,応用分野をも視野に入れた授業が開講されています。学生は在学中に心理学の基礎的な知識をまんべんなく習得することができます。このような偏りのない幅広いカリキュラム編成が本本分野の特色といえます。

    2. 人間行動の科学的評価・分析に必要な研究技法、応用場面に必要とされる基礎技能の体験的習得
       心理学は実験科学ですので、本分野では、実験実習や研究法の指導に特に力を入れています。
       まず2年次では「心理学研究法」の授業で実験・調査の具体的方法や各種の統計的技法を学びます。また数多くの心理学実験や調査を、あらかじめ準備されたメニューに従って実習する「基礎実験」に参加して、心理学の基本的な研究方法について学びます。
       3年次になると特殊実験を履修します。ここでは3年次の1年間をかけて、それぞれの学生が自分の研究テ−マを決め、関連する文献を調べ、それにもとづいて、実験・調査研究を行い、論文を作成します。
       このようにして実際的な研究能力を身につけた上で、4年次になると卒業論文の作成にとりかかることになります。単に文献資料にもとづいた研究ではなく、実験や調査をおこなって得たデータをもとにして卒業論文を書くことが求められます。
       このような段階的で組織的なカリキュラムによって、人間行動の科学的評価と分析に必要な研究技法や、臨床・応用場面で必要とされる基礎技能を、卒業までに身につけることができるようにカリキュラムが組まれています。ここで習得した知識や経験は、学部を卒業した後に大学院に進んで更に勉強する場合にも、また将来「臨床心理士」の資格取得をめざす場合にも役にたつものです。

  • 過去の卒業論文の要旨を公開しています。よろしければご覧下さい。
  • 2015年度卒
    2014年度卒
    2013年度卒

 

●研究活動