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心理学志望の受験生からのよくある質問と,それに対する回答を紹介します。

Q1. 心理学を学ぶためにどのような勉強をしておけばよいのですか?
A1. 心理学は,人間(動物)を研究対象としていますので,幅広い学問領域と深い関連性を持っています。文系学部ですが,文科系教科はもちろん,数学,理科(生物,物理の一部),情報の知識も必要とします。ですから,特定の教科だけに重きを置くのではなく,さまざまな教科を幅広く学んでおくとよいと思います。心理学に関連する本もたくさん出版されていますので,興味がある人はなるべく広い領域の本を読んでおくことをお勧めします。

Q2. 心理学を学んで,どのような職業につけるのですか?
A2. 卒業生の3割程度は,国や地方自治体の心理職や福祉職,家庭裁判所の調査官,病院などの心理判定員,福祉施設の専門職についています。各自治体の一般行政職公務員も少なくありません。民間の企業や団体への就職も3割を越えます。その職種はさまざまですが,心理学の専門性を生かして活躍している卒業生も多いです。卒業生の1割から2割程度は,研究者や心理臨床の専門家をめざして大学院に進学します。そのほか,最近は,専門的技能のさらなる習得をめざして,医療福祉関係の専門者養成コースに進学する卒業生もいます。

Q3. 公認心理師になるにはどうすればよいのですか?(2026年度入学生以降)
A3. 心理学の国家資格として公認心理師があります。公認心理師国家試験の受験資格を得るには,大学で必要な25科目を修めて卒業し,さらに大学院で必要な10科目を修めて修了するか,法令で定められた施設で実務経験を経る必要があります。
新潟大学において公認心理師の受験資格を得るためには,2026年度以降の入学生から人文学部心理・人間学プログラム心理学分野への配属が必須となりました(なお,2025年度以前の入学生は,移行期間中は学部・プログラムに限らず受験資格を得ることができます)。そのため,人文学部に入学後,2年生に進学する際に本分野(定員設定あり)に配属されることが条件となり,その後,必要となる25科目を全て修めることで公認心理師の受験資格を得ることになります。さらに,必要となる25科目のうち「心理実習」「心理演習」には履修に関する一定の条件(履修科目,履修人数の制限)があります。また,学部卒業後の進路として本学大学院(総合学術研究科人間文化科学プログラム臨床心理学分野)も公認心理師の資格取得に対応したカリキュラムとなっています。

Q4. 臨床心理士になるにはどうすればよいのですか?
A4. 臨床心理士になるためには,指定された大学院を修了(卒業)する必要があります。その後,資格試験を受験します。本分野では,それらの大学院受験に必要な心理学の基礎について幅広く学ぶことができます。なお,新潟大学大学院は臨床心理士の2種指定校のため,修了後に心理臨床に関わる勤務経験を経て,受験資格が得られます。

Q5. スクールカウンセラーになるにはどうすればよいのですか?
A5. スクールカウンセラーになるためには,現行の制度では,公認心理師,臨床心理士,精神科医,心理学系の大学教員のいずれかであることが必要です。必ずしも教員免許は必要ではありません。

Q6. 他に心理学に関する資格はありますか?
A6. 上記の資格のほか,厚生労働省の認可する産業カウンセラーがあります。その他の資格は,学会などの学術団体が独自に資格認定をしているものです。近接領域では,精神保健福祉士(PSW),言語聴覚士(ST)が国家資格ですが,いずれも専門学校進学等が必要になります。なお本分野を卒業後には,日本心理学会の認定する「認定心理士(文部科学省認定資格)」も取得可能です。また,社会福祉主事任用資格も取得可能です(「社会福祉士」とは異なります)。