学部長挨拶

人文学から広がる世界―迷いながら少しずつ

今、このページを開いたみなさん。「人文学部」と聞いてどのようなイメージを思い浮かべるでしょうか。「文系で、国語や英語、歴史・地理をもっと深く学ぶところ?」―もちろん、それも間違いではありません。しかし、大学での人文学の学びは、高校までの教科の枠を大きく超えて広がっています。

では、そもそも人文学部で学ぶ「人文学」とはどのような学問なのでしょうか。人文学とは、「人間とは何か」、そして「人間の心や、人間のつくりだしてきた社会、文化はどのようなものなのか」という根本的な問いに向きあう学問の大きな領域です。人文学の中には例えば心理学・人間学・社会学・歴史学・メディア論・文学・言語学など、多様なアプローチがあります。詳しくは『学部案内』のページを見てもらうとして、こうした様々な人文学の分野を通して、みなさんは今まで知らなかった新しい世界に触れ、自分自身の見方を大きく広げることができるでしょう。

人文学部長 山内民博

とはいえ、数ある選択肢の中から自分が何を学びたいのか、大学で何をしたいのか、決めるのは簡単なことではありません。自分に合っているのか、将来はどんな職業に就けるのか、悩む人も多いでしょう。ですが、決して焦る必要はありません。今はまだ漠然としたものでかまいません。迷いながら少しずつ、探していけばよいのです。

人文学部では、最初は様々な分野に触れるところから始まり、その後、関心に応じて分野を選び、深く学んでいきます。新しい外国語を学んだり、文献や作品を深く読みこんだり、フィールドに出て調査したり、いろんな体験が待っています。まずは多様な世界を知ってください。そうした様々な体験の中で、みなさんは新しい可能性と出会うことでしょう。人文学から広がる新しい世界へ一歩を踏み出してみませんか。

(2026年7月)