掲載日:2023年10月07日
新潟大学人文学部考古学研究室では、2019年から長岡市和島地区における弥生時代の遺跡の調査・研究を進めています。昨年度、標高90m以上の山中に位置する赤坂遺跡(長岡市上桐、寺泊入軽井)で発掘調査を行い、幅約7.3m、深さ約3.6mを測る大きなV字溝を発見しました。この溝は、弥生時代の高地性集落に伴う新潟県内で最大規模の事例として話題となりました。中国史書に「倭国乱」と記された、紀元2世紀後半頃の緊迫した社会情勢を物語る貴重な埋蔵文化財であるといえます。
今回の報告会では、昨年度に引き続き今年の8月から9月にかけて実施した赤坂遺跡の第3次発掘調査の成果について報告するとともに、出土品の内容について実物を見ながらわかりやすく解説します。ぜひ、ご参加ください。
なお本報告会は新潟大学WeeK2023、新潟大学創立75周年記念事業のイベントの一環として実施するものです。
【日時】10月29日(日)14時00分~16時00分
【場所】新潟大学五十嵐キャンパス総合教育研究棟D棟1階大会議室
【対象者】どなたでもご参加いただけます
【申し込み】不要
【問合せ先】新潟大学人文学部 森 貴教 tmori※human.niigata-u.ac.jp(左記の「※」を「@」に置き換えてください。)
【関連HP】新大Week・75周年事業 【調査報告会】新潟の弥生文化を掘る-2023年度発掘調査成果-