掲載日:2023年10月16日
10月15日(日)13時半より、佐渡市赤玉集落センターにおいて、民俗学実習(2月、8月に実施)の調査報告会を開催しました。この実習では、佐渡市の「大学と地域が連携した地域づくり応援事業補助金」の助成を受けたこともあり、石崎区長のご協力を得て報告会の開催に至りました。
民俗学を学ぶ2年生5名、3年生3名の計8名が、1人15分の持ち時間で、自分の担当分野について発表しました。会場には20名を超える方が集まってくださり、学生の報告に耳を傾け、時には懐かしみ、時には久しぶりに聞く語彙に笑みをこぼしながら、真剣に話を聞いてくださいました。調査も人前での発表も初めてという2年生も、適度な緊張感の中、時間ぴったりに終わるようフルペーパーを用意しており、その用意周到な様子に頼もしさを感じた次第です。
これから4か月かけて報告書を編集し、完成したものを来年度集落の皆さんに配布しますが、今日の経験を経て、学生たちの編集作業のモチベーションが上がったことは間違いありません。赤玉集落センターには、調査者と話者双方の集落に対する真摯な想いが重なりあう、そんな素敵な時間が流れていました。
(文責:加賀谷真梨)