掲載日:2023年10月23日
人文学部考古学分野の青木要祐助教が、日本文化財科学会の2023年度「奨励賞」を受賞しました。
同賞は国内外で発表された文化財科学研究に関する論文・研究発表等の業績を対象として表彰するものです。
青木助教は、黒曜石で作られた石器の元素分析によってその石材原産地を明らかにするとともに、石器に残る微細なキズの顕微鏡観察や製作技術分析を進め、石器がどのような人類集団によって、どこからどのように運ばれてきたのか、研究されています。
近年では、旧石器時代の北海道と本州の津軽海峡を越えた移動・交流について成果を挙げておられます。
文化財科学的手法と考古学的手法を組み合わせた研究業績が、黒曜石原産地研究を発展させる学際的な研究として評価されました。