新潟大学人文学部

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新潟大学人文学部・佐渡市教育委員会連携協定事業 シンポジウム「『万葉集』と日本海・越・佐渡」が開催されました

掲載日:2023年11月13日

令和5年11月5日(日)、佐渡市のアミューズメント佐渡小ホールにて、新潟大学人文学部・佐渡市教育委員会連携協定事業シンポジウム「『万葉集』と日本海・越・佐渡」(新潟大学人文学部主催、佐渡市教育委員会共催)が開催されました。

このシンポジウムは、平成22年3月17日に新潟大学人文学部と佐渡市教育委員会の間で締結された連携協定に基づく事業です。この連携協定によって、これまで民俗学・地理学・社会学などの教員や学生が、佐渡島内の調査・研究を進めてきたほか、講演会・報告会・研究会の開催、報告書の刊行などを通して、佐渡市民に成果を還元してきました。

年に1回開催されるシンポジウムは、講演とディスカッションから構成されます。今回は、高岡市万葉歴史館に全面協力をいただき、2人の講師をお迎えして『万葉集』を通してみえる佐渡や越の地域、あるいは『万葉集』を生かしたまちづくりの取り組みが紹介されました。会場には、定員を上回る100名以上が訪れました。全体の司会は、甲斐彩菜さん(本学部4年生)が務めました。

会場玄関の様子

会場内の様子

前半は、基調講演「『万葉集』と日本海・越・佐渡」(藤原茂樹高岡市万葉歴史館館長)および講演「古代佐渡と万葉歌人」(中本真人本学部准教授)、「街じゅうに 万葉ころがる 高岡市―無形資産《越中万葉》の活用によるまちづくり―」(新谷秀夫高岡市万葉歴史館学芸課長)が行われました。後半のディスカッションでは、来場者の質問に答える形で講演の内容を共有しつつ、さらに深化させる議論が活発に展開されました。

ディスカッション

また会場の外には、高岡市万葉歴史館による『万葉集』および「越中万葉」に関する展示パネルが設置されました。さらに佐渡国分寺跡から出土した「人物戯画瓦」(レプリカ)も展示されました。来場者は、熱心にこれらの展示をみていました。

会場外の展示

令和6年度も、佐渡学セミナーとシンポジウムが開催される予定です。開催日が近づけば、このサイトでもご案内いたします。
(文責:中本真人)

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