掲載日:2024年01月26日
中古文学会賞は、若手・中堅の中古文学研究者の優れた業績を顕彰するもので、前年度に発表された中古文学に関する論文の中から受賞者が選ばれます。
対象となった論文は、高橋早苗「『源氏物語』御法巻の「日」と「露」の情景と『観普賢経』―紫の上の死の形容表現と光源氏の生―」(『中古文学』第110号、2022年11月)です。
光源氏最愛の女性である、紫の上が亡くなる御法巻をとりあげ、その葬送後に光源氏が眺める情景に着目することで、『源氏物語』と仏典の表現との関わりについて論じたものです。
2023年10月14日、京都の龍谷大学で開催された中古文学会・秋季大会において、受賞発表が行われました。
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