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ブックレット新潟大学『新潟医科大学の俳人教授たち』が刊行されました
掲載日:2024年03月26日
「ブックレット新潟大学」のシリーズの1冊として、人文学部の中本真人准教授が執筆した『新潟医科大学の俳人教授たち』(新潟日報メディアネット)が刊行されました。「ブックレット新潟大学」は、新潟大学大学院現代文化研究科から刊行されている一般向けの小冊子です。このシリーズでは、中学生や高校生には学問の入口になるように、また一般には学問の面白さに触れてもらえるように、読みやすさを優先して執筆されています。
本書では、新潟医科大学(のちの新潟大学医学部)の教授であった中田みづほ、浜口今夜、高野素十、及川仙石らを取り上げ、高浜虚子との関わりや、俳句史における影響などを紹介しました。新潟医科大学に有名な俳人が集まっただけではなく、新潟医科大学から多くの俳人が育った事実も示しています。
目次
はじめに
序章
- 虚子の新潟医科大学附属病院入院
- 入院生活の虚子
- 入院中の句会
- 虚子の入院生活を支えた俳人たち
第一章 中田みづほと俳誌『まはぎ』創刊
- 帝大俳句会時代のみづほ
- みづほの新潟医科大学赴任
- 浜口今夜と新潟医大俳句会の発足
- 俳句雑誌『まはぎ』創刊
- みづほの『ホトトギス』選者、同人推挙
- 「句修業漫談」の連載
第二章 高野素十と新潟医科大学
- 「秋櫻子と素十」の『ホトトギス』転載
- 秋櫻子の『ホトトギス』離脱
- 素十の新潟医科大学着任
- みづほの妻 萋子の活躍と早世
- 衛生学教授 及川仙石
- 新潟医科大学の四俳人教授時代
第三章 花鳥諷詠の拠点 新潟医科大学
- 武蔵野探勝会の新潟開催
- 虚子の佐渡初訪島
- 素十の「当季雑詠」選者就任と今夜の死
- みづほ、素十が育てた俳人医師たち
- 新潟医科大学と俳人教授たちのその後
おわりに
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